解剖見学実習に参加しました!
9月28日、大分大学医学部にて解剖見学実習をさせていただきました。
今回は、(有)ラフィネグループのやわらぎ接骨院院長、山本裕太郎先生と一緒に参加しました。
我々が見学したご遺体の白菊会(死後自分の身体を医学・歯学のために役立てたいと希望され、本人ならびにそのご家族の同意のもと大分大学医学部へ申し出られた篤志家の方々の集まり)会員の献体によるものでした。
実習内容は中枢神経系(脳実質・脊髄)、骨格筋・関節(背臥位全身、腹臥位全身×各1)、肩・膝・骨盤内臓(全身体×1)、内臓系・臓器(背臥位全身×1)の4グループに分けて各献体を30分ずつ計約2時間、講師の先生の丁寧なレクチャーを受け、見て触診することができました。
(マニアックな話になりますが・・・)特に、「肩関節の関節包は腋窩神経と肩甲上神経の二重支配を受けている」と教科書には記載のないことまで教えていただき、肩関節疾患に対しそれらの神経にアプローチすることで症状の改善が期待できるのではないかと考えます。
また、手関節の解剖では手関節の近位約5cmの部位で短母指伸筋と長母指外転筋が、長・短橈側手根伸筋を斜めに乗り越え交差するintersectionが3次元で捉えられ、同部で圧痛や運動痛が発生する機序がより鮮明にイメージできました。
今回の経験を臨床に生かし、献体の方々に対して恥ずしくない生き方をすべきであり、また、医療の益々の発展のために私も白菊会に登録し、死後は献体として捧げようと決意しました。
おわりに、本実習を受け入れ協力してくださった白菊会会員の方々、大分大学医学部、大分県柔道整復師会、宮崎県柔道整復師会の皆様に心から感謝を申し上げます。
写真
①実習後のツーショット、やや疲れ気味です(笑)
②参加者の集合写真、九州4県から約50名!
③講義中の様子